MOS合格した人でも自ら使う人が少ないであろう機能の一つが「SmartArt」ではないでしょうか?
練習問題や模擬試験での出題頻度は低くはないので、MOSの合格者ならば、ある程度の扱い方は分かると思います。
けど、1から文書を作成する際にSmartArtを使っている人は、何割いるでしょうか?
正直、私はこの機能を使っている文書を見た事があるのは片手で数える程度です。
(印刷会社に長年勤めていたので、色んな企業・人からデータが送られてくる経験があるにも関わらず……です)
遊び心を全く入れられない文書でSmartArtを使うのはNGでしょうが、そうでない文書でも普通の図形の組み合わせを駆使して作成してあるファイルばかりでした。
そもそも、このSmartArtは自分で1から作ろうとすると、「どうすればイメージ通りにいくのか思い浮かばない」という人も多いのでは?
そんな疑問を解消できる(かもしれない)のが今回の記事の内容です。
SmartArtとは何か?
「SmartArtとは何か?」と問われた時、私は「図形を使って見た目を華やかにした箇条書きだよ」と答えています。
これだけを聞いても「よくわからない」というのが本音かと思われるので、以下の文字をご覧ください。
学校
高校
3年
2年
1年
中学校
3年
2年
1年
高校
3年
2年
1年
中学校
3年
2年
1年
さて、上記が何の箇条書きか分かりますか?
単なる文字の羅列ですが、学校の種類と学年であると分かると思います。
さて、これをWordで《ホーム》タブ→《段落》グループの《箇条書き》で以下のようにレベルを設定してみてください。
1番目に大きな塊であるのは「学校」 ←レベル1に設定
2番目に大きな塊であるのは「高校」「中学校」 ←レベル2に設定
そして、それらの中に、「各学年」 ←レベル3に設定
(※行頭の箇条書きの記号は別の見え方になると思います)
- 学校
- 高校
- 3年
- 2年
- 1年
- 中学校
- 3年
- 2年
- 1年
先ほどより大分見えやすくなったと思います。
これだけでも十分ですが、少し図形を足してみます。
さて、どうでしょうか。
箇条書きよりも少しだけ見やすくなったと思いませんか?
そして、この見た目……どこかで見たような形に似ていると思いませんか?
えぇ。本日のお題である「SmartArt」です。
そして、この見た目……どこかで見たような形に似ていると思いませんか?
えぇ。本日のお題である「SmartArt」です。
実際にSmartArtを作成してみる
SmartArtの作り方は、超簡単です。
上記の通り、箇条書きを想像して適切なインデントを設定してあげれば良いだけです。
今回は、上で設定した学校の組織図をそのまま流用して作ってみます。
《挿入》タブ→《図》グループ内にある《SmartArt》をクリック。
今回の内容は組織図なので、《階層構造》にある《水平方向の組織図》を選んでみました。
そして、SmartArtのテキストウィンドウに上記の箇条書きをそのままコピペして、余計な改行(図形)を削除するだけです。
そして、SmartArtのテキストウィンドウに上記の箇条書きをそのままコピペして、余計な改行(図形)を削除するだけです。
応用として、連絡網とかも同様にSmartArtで作ることが可能です。
作成のポイントまとめ
仕組みがわからないと、どうやって作っていいのか思い浮かばないSmartArtですが、作成するポイントをまとめると、
- 箇条書きにする
- ランクの設定をする
- SmartArtのテキストウィンドウに箇条書きをコピペする
の3点のみ。
「あの図形は右側にあるから、テキストはどこに入力すればいい?」とか難しいことを考える必要はありません。
SmartArtのテキストウィンドウ上で箇条書きを入力してあればいいだけです。
「あの図形は右側にあるから、テキストはどこに入力すればいい?」とか難しいことを考える必要はありません。
SmartArtのテキストウィンドウ上で箇条書きを入力してあればいいだけです。
「細部まで自分の拘りのあるレイアウトにしたいんだ」という強い願望があるならお勧めは出来ませんが、手軽に見栄えのするレイアウトを作成したいのであればSmartArtはとても便利な機能です。
箇条書きのある文書を作成する機会がありましたら、是非やってみてください!
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